ネガコメ対策(案)4

今回はネガコメ対策(案)の4番目の記事なので「その4」としましたが、まとめ的な内容です。
IDコールの話



はてなブックマークの対象がはてなの外にも広がっている以上、その反駁の手段を考える場合、それがはてな内部にしか与えられないのは片手落ちであり、根本的な解決にはならない。
誤解を招くとあれなので先に注記しておくと、上の文章は「IDコールという対策は無意味である」という意味ではない。少なくとも、システムとして他に使用するものがない状況においての暫定的対策としては意味があり、それは無意味ではない。

IDコールの効果はあると思いますよ。副作用もありますけど。


まず初めに、ネガコメの種類について。


僕は以前、「管理人が不快感を覚える可能性のあるコメント」のことをネガティブコメントとし、それを大きく4つに分類しました。(参考:ネガティブコメントのガイドライン

1. 事実確認(便宜上「第一種ネガティブコメント」とする)
2. 異論・反論・批判 (便宜上「第二種ネガティブコメント」とする)
3. 誹謗・中傷・侮辱(便宜上「第三種ネガティブコメント」とする)
4. コピペ(荒らし)(便宜上「第四種ネガティブコメント」とする)

何か意見を述べるブログにおいては、上の二つは「避けてはいけないコメント」だと思うのですね。

引用した4分類を大きく2つのグループに分けて、
1.と2.を「理論的ネガコメ
3.と4.を「罵倒的ネガコメ
とします。

拙記事「ネガコメ対策(案)」は、3.と4.の罵倒的ネガコメに対して効果があるのではないか?と考えてます。どんな効果が期待できるかと言うと、それは、


ネガコメの恐怖に怯える人へ向けて、「直接IDコールで質問してみたら、オバケの正体が分かるんぢゃないですか?」

ということです。罵倒的ネガコメを受けても泣き寝入りせず、ネガコメを発した相手に直接「なぜ?」と問いかけてみれば、質問の光を浴びせられたオバケのほうが逃げ出すだろうと思います。

続々・ネガコメ対策(案)」で書いたようにIDコールを行うのは手間がかかります。はてなブックマークネガコメを書くのは簡単なのに、ネガコメ者に対してIDコールを送信するのは面倒くさいです。これは不公平ですね。

  • なぜ?と質問したら「粘着」と言われてしまう

粘着が良くないイメージで扱われてやしないか?」にあるように、ネガコメ者に対して「なぜ?」と理由を尋ねると、「粘着質キモイ」との罵倒表現が返ってくる可能性があります。罵倒的ネガコメで傷つき、理由を訊いたら今度は「粘着死ね」と言われてさらに傷つく。これは理不尽ですね。

私が自由に発言できる場を確保しておくために、罵倒的ネガコメしか言わない連中の吐く害毒まで許容しなくてはいけないのだろうか?と悩みます。しかし、罵倒的ネガコメ者の発言権を奪うことは、ひいては自分自身の発言権まで返上することにもつながってしまうので悩ましいです。(もしも、ネガコメ禁止令が施行されたら、の話)

ネガコメ4分類の中の1.と2.「理論的ネガコメ」については、私は問題ないと思ってます。ですが、理論的ネガコメ者をネットから排除したいと考えておられる方がいます。fujiponさんです。
言葉を窒息させているのはダレ?」に書きましたので、ご一読いただけるとありがたいです。

  • 最後に


「訓練」したいなら、そういうのをやりたい連中だけでやってくれないかね、迷惑だから。

とおっしゃるfujiponさんが、


どんな物語にも学ぶべきところはあるし、どんな物語にも疑うべきところはあるのなら、あとは、「それをどう消化し、自分に有益なかたちで吸収していくか」なんですよね。

と語るのはおかしいと思う。はてなブックマーカーのコメントはNGで、小説や物語ならOKなのか?

fujiponさんは、「理論派ブックマーカーは迷惑だから、議論をやりたい連中だけでやってくれ」と表明されました。この表明によって、fujiponさんは他人から反対意見を得る機会を自ら放棄されたのだ、と私は思いました。ですので、fujiponさんへはトラックバックを送りません。送っても無視されるだけでしょうから。