読書家は裸の王様なのか?

自尊心が高いのは悪いことぢゃないけれど、読書家さんは自尊心が高まりすぎちゃって裸の王様になってしまいがちな人種のような気がする。「本をたくさん読む俺は賢い、そして俺様は偉い」って勘違いしてやしないかい?いや、もちろん自尊心は大事ですよ。本を読むのも良いですよ。でもねー、あまり天狗になりすぎるとYonda本が泣くぜ?


多少穴があろうと誤りがあろうと全ての反論に対抗しうるほど頑強な理論でなくとも、議論に対する元のエントリの寄与は非常に大きい。

記事内容に多少の穴があったほうが議論の遣り取りに発展しやすいと思います。「穴だらけでダメだ。0点」といった辛辣な評価も込みで。全く隙のない完璧な論理を前にしたら、読者は黙るしかないワケで。


エントリの議論に異論、反論があったらスルーするのではなく突っこむのが正しい作法だと思うけど。
〜 中略 〜
読む記事全てに対してまとまったエントリを書くのは相当な手間だけど、ブックマークならできる。それなら読んで感じたことをブクマという形で残した方がよいんじゃないかな。

スルーか反論かは各自の判断ですけど、スルーしたらそれで終わり。もし反論したら新たな議論が始まるかもしれないし、揉め事が起きるかもしれない。
ただし、ブクマで反論した場合は、fujiponさんから、


はてなを息苦しくしているのは、こういう「ネットの中では、常にみんなが『議論』を望んでいるのだと疑わない人たち」の存在も大きいのではないでしょうか。
〜 中略 〜
「すべての人間が、議論をしたくてブログをやっているわけではない」
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「自分は『理論派』だと思い込んで、あちこちに議論を吹っかけているブックマーカー」っていうのは、
〜 中略 〜
「訓練」したいなら、そういうのをやりたい連中だけでやってくれないかね、迷惑だから。
〜 中略 〜
「議論を前提としたエントリ」に批判的なブックマークコメントがつくのは、当然のことだと思いますし、書いている側としては、参考にもしています。
ところが、「議論の対象にしてほしいエントリ」にまともな批判が寄せられることって、本当に少ないんですよね。お得意の「揚げ足取り」だとか「バカと言った人がバカ→バカと言った人がバカと言った人のほうがバカ」的な千日手コメントばかり。
〜 中略 〜
僕は「研究」をやってきた人間として、「お前らの憂さ晴らしや煽りやいいがかりなんか、本当は『議論』でもなんでもねえよ!」って言いたいんですけどいい大人だから言いません。書いちゃったけど。

と、ブクマで反論する理論派ブックマーカーは迷惑だからどこかへ行ってくれ、みたいなことを言われてしまいます。(今回の引用文には中略として省いた部分が多いので、できれば引用元の原文を読んでください)

そして、(ブクマが迷惑だと言うのなら、と思ったかどうかは分かりませんが)ブログに記事を書いてトラバを送っても、一連のはてブ偉そう問題に寄せられたトラバ記事に対してfujiponさんが正面から向き合って対応しているようには見えませんでした。fujiponさんの記事を読み、反応したブロガーたちが記事上げしてトラバを送っても、fujiponさんはせっかく寄せられた記事1つ1つに対応せず、関係ない書評記事や映画評などをUPしておられます。それは失礼な行為だと私は思います。

  • ブクマで反論すると、「そういうのをやりたい連中だけでやってくれ」と迷惑がられる。
  • トラバを送信すると、無視して書評記事を書く。

ぢゃあ、どうすりゃいいの?って話ですよ。
コミュニケーションを拒否する人にコミュニケーションを語って欲しくないって話ですよ。

おっと、fancyboxさんへの返事なのに違う方向へ文句を言ってしまいました。すみません。でも、もうちょっとだけfujiponさんへの悪口を続けますけど、よかですか?


タイトルは釣りとのことだけど、ブックマーカーとダイアラーとの間に「偉さ」を持ち込むセンスが理解できんな。

この部分↓ですね。


と、タイトルで軽く「釣って」みました。

これも失礼な話です。fujiponさん、釣れましたかー?大漁ですかー?いっぱい釣れて良かったですねー。


両方ともそれぞれのそんなこと言ってると、小谷野敦あたりに「ネット上のブログなんかより商業出版の方が偉い」と言われるよ。

猫猫先生なら言いそうかも?と思いました。

  • 書評をブログに書くこと、ブログ評をブクマに書くこと


fujiponさんは書評や映画評,ゲーム評など書かれていて記事タイトル横に☆を並べてます。この☆の数が評価度でしょう。で、本や映画そのものは「自分が☆2つとは納得いかん!偉そうに!」と文句を言ってこない優越感。

と、はてなブックマークにコメントしました。
これは私の憶測ですが、fujiponさんの中での偉さの比較は、
本>ブログ>ブックマーク
となっているのではないでしょうか?(あくまで憶測です)
単純に文字数で比較したら、この通りですね。
本>ブログ>ブックマーク
で、ブロガーのほうがブックマーカーよりも偉いと主張されるfujiponさんが書評や映画評を書かれて、記事タイトル横に星取評☆を付けておられること、それは本や映画に対して偉そうな態度なんぢゃないですか?と誰かから指摘されてしまうかもしれません。
まあでも、例えどんなに酷評したとしても、本や映画自体が反論してくることはありません。著作者が文句を言ってくることはごく希にあっても、本や映画は文句を言わないですから自尊心を脅かされることはまずありません。
んー、何だろう?そうそう、読書家さんなら、「本そのものが、まるで意思を持っているかのように語りかけてくる」といった体験をされたことがあるのではないでしょうか?もし、そうした神秘体験をされているなら、ブロガーは偉いとかブックマーカーは偉くないとか、そんなちっぽけなことにはこだわらないだろうと思います。


それでも、「偉さ」に固執したいのであれば、
fujiponさんは偉い人。
と申し上げて終了とさせていただきます。