はてなブックマーカーが偉そうに見えるのはナゼ?


要するに、「なんで彼らは偉そうなのか?」と言うと、「自分のほうが偉いと思っているから」なんですよね。

それもあるでしょうね。他にも、はてなブックマークのコメント文字数には100字制限があり、文体がきつめの表現になるから。といった回答が出されているようなので、ここでは別のことを書きます。

【問い】どうして偉そうに見えるのか?
【答え】ムラ社会の暗黙ルールから外れた行為だから。

  1. 日本人は、自分に対して意見したり質問したりできるのは自分より目上の人だけだと思い込んでいる。
  2. 日本人は、自分より偉い人だけが自分に反論できるのであって、自分と同等かそれ以下の相手からアドバイスや異論・反論などを受けることを基本的に良しとしない民族である。
  3. 日本人は、そうした上下関係の掟を有形無形にすり込まれてきた。もしくは、処世術として身につけている。(長いものにはマカレナ)

だから、自分の記事に対して否定的なコメントを付けるはてなブックマーカーが偉そうに見えるのです。対等であったハズのネット上の関係が、ネガコメを受けることによって主従関係(主=ネガコメ者,従=自分)に変化してしまうように感じるのです。

例を挙げると、


共同体の内部の秩序さえ保っていればなんでもいいムラ社会においては、疑問形になっていても質問の内容には意味がないんです。質問者=主、回答者=従の関係が重要なんですよ。
〜 中略 〜
その中にあって、「質問を質問で返す」というのは、質問を、意味内容のあるものとして目覚めさせる危険な行為であり、主従を逆転させようとする不埒な下克上なのです。
〜 中略 〜
ナカタやイチローが「感じ悪い」「失礼だ」「非協力的だ」「不躾だ」といわれていたのは、マスコミ取材の(あるいはそれにとどまらずに視聴者を含む)村落共同体のルールを壊しているからです。

2005年10月に行われた対ラトビア戦後のインタビューで、中田英寿選手とインタビュアーの遣り取りを見た人たちからの「中田ヒデは失礼だ!」「もっとオトナになれ!」「ちゃんと質問に答えろ!」「マスコミを馬鹿にするな!」などの苦情がテレビ局やnakata.netに殺到した話が典型的でしょう。


再現:
インタビュアー:「何か、ワールドカップ本番を思わせるような緊迫した雰囲気になりましたが、結果2対2でした(マイクを向ける)」
ヒデ:「で?」

でっていうヒデ。上の↑再現は、かなりデフォルメされていて実際の遣り取りとは違うので注意。

詳しい遣り取りの経緯が載っているのは、この記事↓

で、視聴者やファンからの苦情を受けて中田ヒデが書いた記事が、こちら↓



日本語には、主語を言わない文化、すべてを言い切らない文化、というものが存在する。これは日本語文化の素晴らしいものの1つだと思う。すべてを伝えなくてもそこには共通認識があり、“阿吽の呼吸”のようにお互いが理解しあえる。これは俺が知りえる限りでは、他の言語ではほとんど存在しない。
がしかし、それは時によって混乱の原因になることもある。例えば、よくB型の人は話が飛ぶ、なんて事が言われる。B型である俺のある友人 K は、海外では問題がないのに日本では話がよく分からない、と言われるという。
確かに彼の話は良く飛ぶ。しかし、彼の頭の中ではストーリーがつながっているらしい。というのは、彼自身がその文章に対する“主語”をはっきりとさせているから。がしかし、日本語には主語を省略する文化、というものが存在するために、話を聞いている僕達にはその文章に対する主語が分からない時が多々あるために、話が続かない。でも、これが外国語(例えば英語)なんかでは必ず主語があるために問題にはならない。
同様に、すべてを言い切らない文化、という所でもお互いの“共通認識”がない場合には話が続かない。だから、お互いをよく知っている仲の良い友達間での話方と、共通認識が存在しない人の間で喋る場合には話方を変えなければならないと思う。
最近、「主語がないよ、主語が」という話を若いもん(?)とした。

元記事は消えているので、引用記事から引用しました。

中田ヒデは主語を省略する日本語の分かりにくさの問題を挙げ、インタビュアーからの質問に質問で返した意図を語りたかったのだろうと思う。まあ、「で、何でしょうか?」みたいな返し方をした中田ヒデにも少し否はある、と思う人もいるだろうけどね。でも僕は、ヒデが悪いとは思わないよ。

  1. インタビュアーの質問に対して、より正確に答えるために逆質問した中田英寿選手。
  2. その逆質問を不快に感じた視聴者たちからのクレーム殺到。
  3. そんな日本人に嫌気が差して自分探しの旅に出た中田ヒデ。←今ここ
  • ユーの文章は主語が分からないよ!

主語が分からないよ問題は先月、記事に書きました。

  1. 主語がない
    • 日本語は主語を省いても意味の通じやすい言語だと言われている。
    • が、ブログ記事を書く際は、文脈上ここは省略してもじゅうぶんに分かるだろう、と思われる場所以外はなるべく主語を書いておいたほうが良い。
    • 筆者は分かっていても、読者には伝わらないことが意外と多い。

主語のない文章を読み、「主語は何ですか?」と尋ねると、「オレに質問するとは偉そうだな、お前は何様だ!」と返されるムラ社会。おらこんな村ァ〜いやだ〜♪

  • もう1つ

【問2】どうして偉そうにしてるのか?
【答2】男性の動物的本能としての自己顕示だから。

  1. 男性は、自分が他の男性よりも優れていることをアピールするために他人を批評・批判し、自分の頭の良さを見せつけたいのです。これは男性が持つ種としての本能なので仕方ありません。自分をアピールする方法は他にいくらでもありますが、他人をけなすことが手っ取り早いアピール手法だと思われてしまっています。しかし、他人を貶めても自分の評価は上がりません。
  2. 選択権は女性にあります。女性は一般的に、より優れた男性を選びたがるものなので、男性は「自分がいかに優れているか」をPRしなくてはなりません。この宣伝活動がニガテな男子は、ある意味で男性失格なのです。
  3. ただし、あまり自慢しすぎると逆に嫌われてしまったりウザがられたりするので注意が必要です。

ある記事に対して批判的なコメントを記しているはてなブックマーカーが偉そうにしてるのは実はセックスアピールである、と考えられます。はてブネガコメは、はてなー男子によるマーキングなのかもしれません。

  • 最後に


そもそも、ネガティブブックマーカーには、自分で面白いブログをやっている人は皆無だし。

はてなブックマークで否定的なコメントを付けているtakoponsのブログもおもんないですね。fujiponさんのおっしゃる通りです。ハイ。
当ブログのようなツマラナイ記事をお読みいただくワケには参りません。fujiponさんのお目汚しになるといけませんのでトラックバックは送りません。あしからず。