危険な安全靴

安全靴を履いてる人は安全だけど、それで踏まれたら痛いよね。

イージス艦「あたご」と漁船「清徳丸」の衝突事故について、マスコミは航海ルールを無視した海上自衛隊の責任を連日追及している。これは自衛隊バッシングですね。

以下、思ったことをつらつらと。

  1. 国民の生命を守るべき自衛隊が国民の命を脅かすのはナンセンス。
  2. イージス艦「あたご」の乗組員たちはボンヤリしてたんでしょ。それは取り返しのつかない大失態。
  • 最新鋭のレーダーを搭載してる?装備の問題ぢゃないよ、意識の問題だ。
  1. 他の漁船は避けたのに、清徳丸はなぜ回避しなかった?もしかして自殺行為?
  2. 今回の件で石破茂防衛相が引責辞任する必要はないと思う。つーか、辞めないでほしい。石破さんは適任だと思うよ、防衛大臣
  3. 道路や交差点のない海上で船が衝突するのは不思議だよなーと時々思う。定められた航路があるのかもしれないけれど。でも不思議。
  4. 衝突しそうな船は互いに右に舵を切ること、という航行ルールがあるんですね。
  5. 海上自衛隊は航海日誌の改ざんをまたやるのかな?潜水艦「なだしお」事故の時のように。
  6. イージス艦の見張り員が「漁船が避けると思った」と証言しているらしい。そーゆーのはね、だろう運転っていうんだよ。自動運転ぢゃなくて、だろう運転。
  • ルール、ルールと叫ぶなら

確かに、ルールや義務を守ることは大事ですね。

航海ルールを守らなかったイージス艦「あたご」が悪い!という論調の検証番組を放送している番組制作スタッフや番組コメンテーター、自衛隊は航海ルールを守るべし!と主張しているブログ管理人やはてなブックマーカーに問いたい。

では、クルマを運転している時、信号機のない横断歩道を渡ろうとしている歩行者を見たら、あなたは停まってますか?信号のない横断歩道の前で一時停止して、歩行者を安全に渡らせていますか?

おそらく、横断歩道を渡ろうとしている歩行者のことなんて見てもいないでしょう。歩行者に気づいても停まらずに通りすぎているでしょう。

道路交通法のルールとして、信号のない横断歩道では歩行者が優先であり、クルマに停止義務があります。道交法第38条「横断歩道等における歩行者等の優先」です。

このルールを守らずにクルマを運転している人は、イージス艦「あたご」の乗組員を責めることはできません。航海ルールを守らなかった、という理由で防衛省自衛隊)を責めることはできないと思います。

もし、歩行者を無視するあなたが、航海ルールを破った「あたご」はけしからん!と怒っているとしたら、自分のことを棚にあげて何言ってるの?と問いたい。

私は運転中、渡ろうとしている歩行者に気づいた時、信号のない横断歩道で停止するよう心がけています。私は横断歩道で停まります。

  • 同じです

東京湾近海にて】
イージス艦の乗組員:「漁船が避けると思ったんです。だから直進しました。ええ、いつも直進しています。当艦が避けるなんて考えられないですよ。まさか漁船がぶつかってくるとは思いませんでした」
→漁船「清徳丸」の船員2名、行方不明。
東京湾近海での航行ルールは有名無実化している。


【信号機のない横断歩道にて】
クルマの運転手:「歩行者が避けると思ったんです。だから直進しました。ええ、いつも直進しています。自分が停まるなんて考えられないですよ。まさか歩行者が渡ってくるとは思いませんでした」
→○○さん、横断歩道で車に撥ねられ死亡。
信号のない横断歩道の交通ルールは有名無実化している。


同じなんですよ。

  • 最後に

【注意】
拙記事を読まれて、思い当たる点にフト気づいたあなたが、信号機のない横断歩道で歩行者を渡すために一時停車している最中に、後ろから来たクルマに追突されてケガをしても当方が責任を負うことは一切できません。私(takopons)は責任を負えないので、ご注意ください。