ノイズの発生源はどこか?

前エントリ:論理的な反論とケンカ腰の嫌がらせの続き。


そういうことです。もちろん人によりますが、少なくともリンク禁止を主張するような人には効力が無いと思います。

耳を塞いで「あーーーっ!!」と叫んでいるような人には、どんな説得も通用しない。

本気で説得を試みたいのであれば、落ち着くまで待ってあげる必要がある。 もしくは、耳を塞いで心を閉ざしてしまわないよう、気を遣って配慮してあげるべきだ。

ということでしょうか。 理解をスムースに促すためには、いわゆる糸井重里メソッドが有効ですよ、と。

概ね同意します。

しかし、感情を抑えて冷静に指摘しているにも関わらず、その淡々とした反論が「ノイズ」と捉えられてしまうのは、指摘を受けた側に問題がある。 耳を塞いで「あーーーっ!!」と叫んでいる人は、自分自身の叫び声がノイズになっていることに気づくべき。

というのが私の意見です。

  • ノイズの発生源は、反論を拒絶する側にある。

ノイズの発生源は、静かで論理的な反論者の側にあるのではなく、指摘されて耳を塞いで「あーーーっ!!」と叫んでいる人の脳内に響いている雑音にあるのではないか?

つまり、私としては、

ガキぢゃないんだから、少しは他人の意見にも耳を傾けろよ。と言いたいワケです。

もちろん、相手が14歳以下の少年・少女であった場合は、まだ自我意識が確立していないだろうから、接し方にはじゅうぶん注意する必要があるでしょう。 オトナが子供に罵声を浴びせて怯えさせてしまうなどもってのほかであり、できるだけ穏やかな対応が求められるかと存じます。(って言うのは簡単だけど、実際はとても難しい仕事。)

……話が逸れました。

  • 相手の考えを変えるより、自分の意識を変えるほうが簡単。

ある意見に対して反論する際は、相手の考えを変えさせることが目的ではなく、「こういう違った意見もあるよ。」と提示してみて、互いの思考の発展につながればいいなあ、と思う。

一方で、「ブログ運営はそんなに良いことばかりぢゃないんだよ、厳しい掟があるんだぜ?」と、殺伐としたネットの側面を提示することも大事だと考える。

心の表層は変わりやすく移ろいやすいけど、ココロの深い部分はそう簡単には変わらないもの。 変化を起こすには、ある種のショック療法が有効な場合もある、かもね?

長くなってきたので以上です。

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