父のこと

年末に父が他界した。突然。
葬儀後、遺品を整理していたら、2013年の手帳に「人間の死」についてのメモが記してあった。
メモの内容は、人が死んだ時に惜しまれるか喜ばれるかはその人の生き方次第だ、というような意味のもの。
手帳のメモ欄は、人間の死についての短い文章1つだけで、他には何も書かれてなかった。
このメモが今年のいつごろ書かれたものなのかは分からない。けれど、新聞や雑誌に載っていた誰かの言葉を転記したのだろうと思う。
もしかしたら、父は自分の死期を感じていて、それでメモを残したのかもしれない。

ここ数日しょんぼりしてる。ふと気を抜くと涙が止まらなくなってしまう。感情を抑えるのが大変だよ、お父さん。