ヒトの形をした動物のこと
- オトナの形をしたケモノ
声を荒げて怒鳴ったり威嚇したりすれば自分の言うことを聞いてもらえる。とにかく大声で叫べば自分の願いが聞き入れられる――と思っているオトナがいる。
子供のころは泣き叫んでオモチャを欲しがり、その子供を静かにさせるために親や祖父母が買い与えることもある。
子供は年を重ねるごとに、「家族以外の他人は、泣き叫んでも自分の言うことを聞いてはくれない」「家族にも通用しなくなってきた」という現実を少しずつ学び、泣き叫ぶ以外の方法（欲望の実現手段）を考えるようになる。
しかし、20歳を過ぎても「声を荒げて怒鳴ったり威嚇したりすれば自分の言うことを聞いてもらえる」と思っているオトナがいる。
- 声を荒げて怒鳴ったり威嚇したりすれば自分の言うことを聞いてもらえると思っているオトナとは？
- 良く言えば「想いの強い人」
- 悪く言えば「キチガイ」
- 怒鳴られたり威嚇されたりした他人が、なぜ自分の言うことを聞いてくれたのか？
- 強い想いを叶えてあげようと思ったから。
- キチガイと関わり合いになる時間をできるだけ短くしたかったから。
上記のどちらにしても、怒鳴ったり威嚇したりすれば自分の願いを聞き入れてもらえる、という成功体験になってしまう。
その成功体験を与えてしまうのは、理性と感情のバランスの観点でマズイと思うので、声を荒げて怒鳴ったり威嚇したりするオトナの要求には、僕は今後、可能な限り従わないことにしようと決めたのであった。
