刺激に飢えた人たち

もう寝るから短めに。

人は、反応のある方に傾きがち。
反応が有ったら、その反応をより多く得られる方向に動く。
手応えを感じた方向に動くと、もっと多くの反応が返ってくるから、さらなる反応を得るために頑張っちゃう。
さらに指向性は強まる。
でも、自分自身がネタ切れしたのか、それとも飽きられてしまったのか、だんだんと周囲からの反応は薄まってきて、以前のようなレスポンスは感じられなくなる。

刺激的なことをすると一時的に反応が有ったりするけど、それも一瞬の出来事に過ぎない。
刺激は長続きしない。与える側も、受け取る側も。


反応のあった方向に動くのが悪いことだとは思わない。むしろ、自然なことだろう。
しかし、反応が得られる方向にだけチカラを注ぐのは正しいことなのだろうか?
マーケティングとしては正解かもしれない。けれど、私は正しいとは思わない。
「もっと反応が欲しい」という欲望に振り回されて、無駄に刺激的なことをやっていないか? 強い刺激を振りまいてやしないか?
反応が来るのは有り難いこと。だけど、「即時的な反応を得ること」を目的にしては意味がないのでは?


刺激に飢えた人たちを満足させることは出来ない。
彼らは、さらなる刺激=もっと強い刺激を求めて彷徨い続ける。
ヤツらの欲求に応じる必要は無い。


ブクマ地獄の亡者にはなりたくないもの。