続・カビの生えたこと

ドジっ子Watcher 「公表された言論に対しては批判の対象となる」について考える はてなブックマーク
コメント欄でのragさんとの遣り取りの続きをここに書きます。

  • 前回までのあらすじ

コメント欄が長いので、ragさんとtakoponsの発言のみピックアップ。


サイト主が良し悪し(損害の有り無し)を決めていいのであれば、ragさんのサイトを批判しているWebサイトのサイト主(仮名:A氏)も、自分で自サイトの良し悪し(損失の有無)を決めていいですよね?

例えば、A氏から批判されたragさんが「俺のサイトを批判するな!俺に損害を与えるな!」と、A氏に対して批判したとしたら、A氏も「私のサイトを批判し、私に損害を与えたragさんのサイトは非である」と主張してもいいですよね?

と、↑こう訊くと、今度はサイト開設順の話(A氏よりも先にサイトを開いた俺のほうが優先だ)になっちゃうのかな?


・たこぽんさん
>と、↑こう訊くと、今度はサイト開設順の話(A氏よりも先にサイトを開いた俺のほうが優先だ)になっちゃうのかな?
いいえ。制止されるべき行為をとった順に制止するという事になりますね。たこぽんさんが示したケースの場合、A氏の行為を制止すれば、それに伴ってragの行為も発生しなくなるので万事解決です。


ragさん

>いいえ。制止されるべき行為をとった順に制止するという事になりますね。たこぽんさんが示したケースの場合、A氏の行為を制止すれば、それに伴ってragの行為も発生しなくなるので万事解決です。

ragさんを批判してきたA氏が黙れば、ragさんの問題は解決するワケですか。A氏が制止されるべき行為をとったから、A氏が黙る。でも、「制止されるべき行為」かどうかを判断するのはragさんですよね?

もし、A氏が「私が黙らせられるのは不当である」と、ragさんに対する不満を持ったとしたら、万事解決とは言えませんよね? A氏の不満は解決していないのだから。


・たこぽんさん
>ragさんを批判してきたA氏が黙れば、ragさんの問題は解決するワケですか。A氏が制止されるべき行為をとったから、A氏が黙る。でも、「制止されるべき行為」かどうかを判断するのはragさんですよね?
違います。批判拒否するrag(のサイト)に対する批判行為は、ragのサイトのragを満足させるための働きを阻害する行為、つまりそれは対象となるモノの価値に損失を与える行為であり、だからこそ制止しなければならない、という話です。ragが直接「制止されるべき行為」かどうかを判断しているわけではありません。


ragさん

>ragが直接「制止されるべき行為」かどうかを判断しているわけではありません。

2点、質問します。この回答は、2つとも同じ答えになるハズです。

1. 直接「制止されるべき行為」かどうかを判断しているのは誰ですか?
2. takoponsからの質問に回答するかどうかを判断しているのは誰ですか?


・たこぽんさん
1.これは以前にも、どなたかへのレスで似たようなことを述べた気がしますが、「誰」かが判断してそうだという話ではありません。理屈の上でそうだという話です。
2.ぼく。

全く違う答えになりましたね。

「理屈の上でそうだという話」の、その理屈が何なのか?よく分かりませんが、今回はragさんの理屈内容に関係なく話を進めることが可能なので進めます。

  • 違ってて良かった

種明かしをしておくと、私の質問に対する答えは実はどっちでも良かったのです。同じでも良いし、違ってても良かった。ただ、どちらかと言うと、ragさんから同じ答えをもらっていたほうが私は困ったでしょう。でも、さいわい、「全く違う答えになりました」。

  • ためにする反論

たぶんragさんは反論するために反論するだろう、と考えた私は、私の予想をあらかじめ書いておけば、ragさんは私に反対するための答えを持ってくるハズだと思いました。

  • 本題
  1. takoponsの質問
    • 「制止されるべき行為」かどうかを判断するのはragさんですよね?
  2. ragさんの回答
    • 違います。批判拒否するrag(のサイト)に対する批判行為は、ragのサイトのragを満足させるための働きを阻害する行為、つまりそれは対象となるモノの価値に損失を与える行為であり、だからこそ制止しなければならない、という話です。ragが直接「制止されるべき行為」かどうかを判断しているわけではありません。
  3. takoponsの質問
    • 1. 直接「制止されるべき行為」かどうかを判断しているのは誰ですか?
      2. takoponsからの質問に回答するかどうかを判断しているのは誰ですか?
  4. ragさんの回答
    • 1.これは以前にも、どなたかへのレスで似たようなことを述べた気がしますが、「誰」かが判断してそうだという話ではありません。理屈の上でそうだという話です。
      2.ぼく。

      全く違う答えになりましたね。

はい。「全く違う答え」なのですね、分かりました。
takoponsからの質問に回答するかどうかを判断しているのはragさんだけど、直接「制止されるべき行為」かどうかを判断しているのはragさんぢゃない(全く違う何か)なのですね。


では、初めの質問とその回答を再度、引用します。

takoponsの質問↓


サイト主が良し悪し(損害の有り無し)を決めていいのであれば、ragさんのサイトを批判しているWebサイトのサイト主(仮名:A氏)も、自分で自サイトの良し悪し(損失の有無)を決めていいですよね?

例えば、A氏から批判されたragさんが「俺のサイトを批判するな!俺に損害を与えるな!」と、A氏に対して批判したとしたら、A氏も「私のサイトを批判し、私に損害を与えたragさんのサイトは非である」と主張してもいいですよね?

と、↑こう訊くと、今度はサイト開設順の話(A氏よりも先にサイトを開いた俺のほうが優先だ)になっちゃうのかな?

ragさんの回答↓


・たこぽんさん
>と、↑こう訊くと、今度はサイト開設順の話(A氏よりも先にサイトを開いた俺のほうが優先だ)になっちゃうのかな?
いいえ。制止されるべき行為をとった順に制止するという事になりますね。たこぽんさんが示したケースの場合、A氏の行為を制止すれば、それに伴ってragの行為も発生しなくなるので万事解決です。

ragさんのサイトを批判しているWebサイトのサイト主:A氏の行為を止めさせる際、A氏の行為に対して直接「制止されるべき行為」かどうかを判断しているのはragさんぢゃない、とすると、そんな存在するかどうかさえ分からないヤツ(ragさん以外の何か=理屈上の架空物体)のことなんてA氏は気にする必要はないワケで、A氏は気兼ねなくragさんのサイトを批判できます。

もし、ragさんの回答が同じ答え(両方ともragさん)だった場合、A氏は批判対象のサイト主=ragさんに対して少しは気兼ねする必要が生じてしまうかもしれないので、ragさんの回答が「全く違う答え」となっていて良かったです。

私がこの質問で、わざわざ「この回答は、2つとも同じ答えになるハズです」と書いたのはナゼか?ということを少しでも考えていたら、ragさんはもっと用心深い答えを返すことができただろうに、チョッチ失敗でしたね。もちろん、私との対話は用心などせず素直に気楽に話してくれたほうが嬉しいですけどね。
ためにする反論は、論理がおかしくなってしまうことがあるので注意したほうがいいですよ。

  • 結論

Webサイトに対する批判は、対象のサイト主に遠慮せず批判して構わない。つまり、言論ルールにカビなど生えていないのである。

  • 巨視的な視点

ragさんは「巨視的な視点」や「巨視的な話」という巨視的な言葉を何度か持ち出しておられます。ragさんの巨視的な視点がいったいどんな視点なのか分かりませんけど、ここで、私の考える「巨視的な視点」について述べておきます。
巨視的な視点とは、批判されているサイト(ragさん)と批判しているサイト(A氏)を同一視して等しく扱うような視点です。どちらのサイトにも優劣を付けず、上下の比較もせず、価値判断も行わず、共感も反感も表明しない態度――つまり、神の視点――それが巨視的な視点だと私は考えます。
他から批判されることを嫌がるragさんの「巨視的な視点」がどんなものなのかは不明ですが、私の思う「巨視的な視点」は上記の通りです。


>rag_enさんのおられるその高いレイヤーにはどうやったら登れますでしょうか?
僕はtakoponsさんの先生でもなんでもないんで、知りません。

↑前記事のコメント欄でragさんからの回答(巨視的な視点へ上がる方法)をいただけなかったので、私の「巨視的な視点」観を書いてみました。

以上。