意味が分からない、の意味

前回の記事では「意味が分からない」と指摘される側の書き方の問題を取り上げました。
今回は、「意味が分からない」と指摘する側のパターンをいくつか挙げてみたいと思います。


ユーの書いてる文章は、ミーにはゼンゼン意味が分からないよ!

と叫ぶミーの心理と、ユーの対応について。

  1. 日記・独白系に対して
    • あなたのブログが日記や独り言、創作ポエムなどであれば問題ない。
    • 筆者であるあなた一人が理解していれば良いので、読者から「意味が分からない」と言われても気にする必要はない。
    • ただし、数年後に読み返してみて自分でも意味が分からなくなってしまうのはチト問題かもしれない。でも困るのはあなた一人。
  2. 噂や伝聞から
    • ○○さんが「意味が分からない」と言っていたから、だから、お前の文章は意味が分からない、と言われた場合。
    • 他人(○○さん)の意見を鵜呑みにするような読者からの指摘を気にすることはない。
    • スルー。
  3. ひやかし
  4. ポジショントーク
    • 書いてある内容を実は理解できているが、素直に「うん。分かった」と言えない、Yes!と言いたくない立場にいる相手からの言葉、「意味が分からない」。
    • 理解はできるが同意はできない場合に発せられるコメント。
    • これは自分と主張の異なる相手から言われる可能性が高いと思われる。
    • まだ遣り取りを続ける気持ちがあるなら、「意味が分からないのはどの部分ですか?」と質問してみると良いかも。
  5. 三者の立場から
    • 直接的な利害がない第三者の立場にいる読者から「意味が分からない」という指摘があった場合。
    • これは本当に意味不明な文章を書いてしまっていると思われるので、前記事を参考にしてもらえると嬉しい。
    • さて、「意味が分からない」と言った読者はホントに中立的な第三者の立場にいるのか?それとも反対側にいるのか?はたまた反論者が別の名前で書き込んでいるのか?
    • 疑い出すとキリがなく、疑心暗鬼に陥ってしまう危険性もあるため邪推はほどほどに。
  6. 前提条件の不足
    • 文章を読むのに専門的な知識やある程度の教養、それまでの経緯(の共有)などが要求されることがある。
    • その要求レベルに達していない読者から「意味が分からない」と指摘されるのは、まあ当然のこと。
    • そんな想定対象外の読者は無視してもいいし、丁寧に説明しても良いし、「おとといおいで」と返事してあげてもいい。

以上です。

大半の閲覧者は、「ちょっと分からないなぁー」と思ったらページを閉じるでしょう。
「読んだけど意味が分からないよ」とコメントしてくる人は、ごく少数だと思います。
なので、読者から「意味が分からん」と指摘されてしまうのは、よっぽどのことです。
筆者(ブログ管理人)か読者(コメント者)のどちらかに問題があると思いますよ?