世界のこと

  • 世界はきれいなのか?

betatics: 綺麗な世界なんか嘘っぱちだ はてなブックマーク


TVや本、そしてウェブ上でもよく見かけるけど、夢とか希望とか、或いは愛とか、その他もろもろの明るいキーワードで溢れた文章を見るとどうにも胡散臭さを感じてしまう。それは、悪意を持った文章ほどそれを覆い隠す為にそのような明るく綺麗な言葉で飾り付けているから。

ただ、悪意を持って書いていることを自分で理解して書いているものはまだ自覚があるからいい。だけど、もっと手に負えないのは誰かの為とか世の中の為とか言って善意のつもりでそのような奇麗事で飾られた文章を流している輩だ。奇麗事を書けば書いた本人も気持ちイイ、読んだ人間も前向きになれる。

心地よい言葉、文章ほど受け入れてしまいがちになる。そして、それをサポートするように、プラス志向の言葉を受け入れろと頭の中で、世界中で言っているような気がする。

世界はきれいだ。今日も人が死ぬ。
世界はきたない。今日も人は生きる。
世界はきれいだったかい? 今日も人が死んでゆく。
世界はきたないかい? 今日も人は生まれてくる。
世界はきれいなの? 今日も人が殺される。
世界はきたないの? 今日も人は生かされている。

  • 世界はいいところなのか?

不倒城: 今日のしんざき 08/07/03 はてなブックマーク


親としてもいい経験をさせてもらった一年だったし、自分達が随分と人間関係に恵まれているんだなあ、と確認する一年でもあった。

まずは、一年経って、世界というものは割といい所だ、と息子さんが思ってくれていることを祈るばかりである。


うん。世界というものは、割といいところだ。

子が生まれたから、「世界は割と良いところだ」と親は思うのだろうか?
「世界は割と良いところだ」と親が感じたから、子を授かるのだろうか?
にわとりとたまご

  • 親子の会話

親:うん。世界というものは、割といいところだ。
子:世界を悪くしているのはなあに?
親:それは人間だ。
子:ぢゃあ、人間がいなくなれば、世界はもっと良いところだね?
親:それは分からない。
子:どうして?
親:もし人間がいなくなったら、世界の良し悪しを決めることが出来なくなるから。
子:そっかあ。
親:逆に言うと、世界の良し悪しを判断して、世界に期待したり絶望したりしてるのは人間だけ、とも言える。
子:そうなの?
親:猫は世界を悲観して生きたりしない。
子:でも猫は時々、悲しそうだよ。
親:それは神様が悲しんでいるから。
子:神様は何を悲しんでいるの?
親:人間が悪魔と仲良くなっているから。
子:ふーん。神様も寂しいんだね。
親:孤独を感じた神様は何をやらかすか分からないぞ。
神:人間ども爆発しろ!
魔:神こそ爆発しろ!
人:神こそ爆発しろ!


世界はきれいなの?
世界はいいところなの?