振り込め詐欺の対策

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振り込め詐欺オレオレ詐欺)を未然に防ぐ方法】

  1. NTTのナンバー・ディスプレイ・サービス(月額400円)を解約する。
    • アポ電対策。「ケータイ番号が変わったから登録し直しておいて」攻撃を無効にできる。
    • ナンバー・ディスプレイの解約によって、「相手はホントは誰なのか?」が常にチェックできるようになる。
    • 「本当はいったい誰と通話しているのか?」という緊張感が発生することで騙される危険性が下がる。
  2. ケータイ電話を解約する。
    • ケータイを解約すれば、携帯電話で通話しながらATMを操作することが無くなる。
    • 毎月のケータイ料金も払わなくて済むから経済的。
    • そもそもケータイなんて要らないでしょ?*1
  3. 預貯金の大半を定額貯金や外貨預金・株券・投資信託など、すぐに解約できない金融商品に換えておく。
    • いつでも自由に引き出すことのできる現金(預貯金)が手元に無いことにより、見知らぬ他人(詐欺師)に大金を振り込むことが無くなる。
    • 手続きは必ず、銀行の窓口で担当者に依頼すること。「振り込め詐欺に騙されないよう私が代行しますよ」といった詐欺の電話がかかってくるかもしれないので。
    • なお、外貨預金や株券などは元本が保証されないので注意。でも、現金資産の大半を詐欺師に渡してしまうことを考えると、少しくらい元本割れしたってOKでしょ?*2

【銀行側の対策】

振り込め詐欺のワナに引っかかってしまった人(洗脳に近い状態の人)は、「騙されてもいいから、とにかく振り込ませてくれ!」と叫ぶそうです。自分の心の不安と焦りを解消するには、もはや相手先に振り込むしかない、といった心理状態に陥っているらしい。

しかし、相手先口座へ振り込み、ホッと一息ついた途端にフト我に返り、「あぁ騙された!」と気づくのです。そして、「なぜもっと強く引き留めてくれなかったのか!」と銀行員に対して怒りをぶつけて来ることでしょう。

そこで、銀行側の対策としては、「騙されてもいいから、とにかく振り込ませてくれ!」と言ってきた客に対して念書を一筆したためてもらいましょう。

私○○は、これから振り込むN百万円がもしオレオレ詐欺だったとしても銀行に文句は一切言いません。私○○は、「騙されてもいいから振り込む」と確かに言いました。N百万円は私○○にとって端金(はしたがね)に過ぎないから、振り込み先が誰であろうと関係ない。ドブに捨ててもいい。私○○は、ダマされたって一向構わないのです。
20XX年Y月Z日 署名捺印

と。

この念書を綴っている間に、落ち着いて、我に返ってもらおう、というのが狙いです。振り込め詐欺の被害に遭いそうになっている方に、心の余裕を取り戻してもらうのです。

この念書を書いて、それでも大金を振り込もうとする人は、もはや「ただのバカ」なので、素直に振り込ませてあげましょう。銀行側には念書があるから文句は言えません、言わせません。

*1:ケータイ不要:かく言う僕も持ってるけど、ほとんどメールにしか使ってません。通話は月に1回あるかないか程度。

*2:元本割れ:ハイリスク・ハイリターンの金融商品は大損する可能性があるけれども。