続々・マルチ撃退法

ブロガー(志望)さんへのお返事

  • はじめに

私のはてなIDは、takoponsです。たこぽんす。

  • あらすじ

まず、私とブロガー(志望)さんは反マルチ商法という立場は同じだと思います。違うのは、勧誘された場合の断り方(の提案)です。
私の考える撃退法は、「簡単に儲かるんならその資金を全額、無利子で貸してくれ。ラクな商売とやらで儲かったら返すよ。絶対に儲かるんだよね?」と言って断る、というものです。

マルチ商法の撃退法 - takoponsの意味 はてなブックマーク

この↑私の案に対して、「その方法はあまり有効では無い」と反論されたのがブロガー(志望)さんでした。

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そのブロガー(志望)さんのコメントに対して返事したのが↑この記事です。

今回、再びブロガー(志望)さんからコメントをいただいたので返事します。(←今ココ)

  • お返事


マルチ商法側の「論理」は矛盾だらけの代物です
〜 中略 〜
「相手の矛盾を突く」というのは「推理小説で完璧と思ったトリックを探偵に見破られた犯人」のような己の論理に自分なりの自信を持つ(それで己を支えている)相手には有効でしょうか「自分の言っている事がインチキだと”自覚”している(上の方?)」相手や「思考停止している(下の方?)」相手にはあまり有効ではないと思われます。それに「そういった事は規約で禁止されている」と言うかも知れません(本当にそんな規約があるのかは知りませんが)。

感情に対抗するには、同等かそれ以上の強い感情を相手にぶつけるか、または、論理で対抗するしかありません。言い換えると、わざとキチガイを演じるか、または、冷静に淡々と論理を説くか、です。
マルチ商法の勧誘者から、「事業資金を全額、無利子・無担保・無期限で貸すようなことは規約で禁止されている」と言われたら、「ぢゃあ、やんないよ」とあっさり断れば良いのです。
もし勧誘者が食い下がってきたら、「とにかくやらない。自分はお金ないけど、ローンを組んでまで儲けたいとは思わない。とゆーか、ローン組んだ時点でマイナスぢゃね?」と返します。
ここで、「すぐに儲かる。必ずローン額以上が簡単に取り戻せる」と勧誘者から言われたら、「なら規約なんか無視して、こっそり俺に貸してくれよ。ここに現金を積んでくれよ。すぐに取り戻せるんでしょ?」と言いましょう。
それでも勧誘者が帰らなかったら、こう言います。
「私、テープレコーダーぢゃなくってよ。その仕事はしないの。何度も言わせないで」と。



自分は断り方としては「やる理由が無いからやらない」というのを考えた事があります。何をどう言ったところで「それはやらない理由にならない」と言うのが勧誘者なので、それをこっちがやればと思ったまでです。「お金が儲かるよ」->「お金を得る方法は他にもある」「世のため人のためになるよ」->「世のため人のためになる方法は他にもある」といった具合で。

確認ですが、私の案を「その方法はあまり有効では無い」と否定なさったブロガー(志望)さんの考える、より有効な断り方は「やる理由が無いからやらない」なのですか?



本人がマジで「儲かる」と思っていないのであればマルチをするのは「断れば誘った人間との関係が壊れるかも知れない」と「人間関係を”人質”」に取られてやらされているのではないかと思っています。ですから「儲かると言うならそっちが金を出せ」というtakaponsさんのやり方も「人間関係を”人質”に取れない」という事を示すという点で有効かも知れません(そこまで言えるのではあれば)。借金の連帯保証人でも「自分は頼まれたら債務の三分の一の保証金を要求する。そう言えば相手は何も言ってこなくなる」と書かれたサイトを見た記憶がありますし。

マルチ商法は、人間の信頼関係をカネに変換する悪徳商法です。人間関係を壊したくないから、くだらない商品に不当な金額を払ってしまうのです。マルチ商法は、この「人間関係を壊したくない」という気持ちに付け込む悪質な商売です。
「人間関係を壊したくない」という気持ち自体は悪いことではないので、その心情を責めることはできません。マルチ商法がなぜ悪徳商法と呼ばれるのか?というと、「壊したくない」と願う人間関係を悪用して友人・知人からカネを巻き上げるからだと思います。
私は、マルチの勧誘をされた時点で勧誘者との人間関係を切っても構わないと思ってます。人間関係というものは意図せず壊れてしまうこともあるし、こちらからぶっ壊したほうが良い場合だってあります。マルチ勧誘者との人間関係は積極的に切って良い関係だと私は考えます。


もし、マルチの勧誘を受けて悩んでいる人が「みんな仲良く」という甘美な理想によってマルチ商法の勧誘を断りにくくしているのであれば、「みんなと仲良くなんて無理だろ?敵を作らないことで食いものにされてるだけだろ?平和バカか?」と言いたい。



最後のマルチ商法が成り立たない理由ですが「ピラミッド及びその中の販売員」と「主宰企業」は分けて考える必要があると思います。「何乗」は「ピラミッド及びその中の販売員」に適用できるものですし、「最終消費者」という”土台”がない以上、ピラミッドは存続する事はできませんし、あるサイトで見たのですが「一時ピラミッドができても、下の方から『自分はもう儲けられない』と抜けていって最終的には潰れる」のです。しかし主宰企業はピラミッドの中にはおらず、販売員に商品を提供した時点で儲かっていますから、あとピラミッドいくつか潰れようが関係ないのです。マルチ商法を主宰企業から見れば「(実際にはまず)ありえない利益をちらつかせて金をふんだくる内職・SOHO商法」の一種ではないかと思うのです(騙される人間がいる限り存続し得る?)。

>「ピラミッド及びその中の販売員」と「主宰企業」は分けて考える必要がある

ピラミッドの頂点に主宰者(主宰企業)が居るのでは? いや、質問を変えます。「分けて考える必要がある」のは、儲かるかどうか?という点ですか?
そりゃあ、ピラミッドを作った主宰者(主宰企業)は儲かるでしょう。儲からない仕組みを主宰側が作るわけがない。(二重否定)

>「何乗」は「ピラミッド及びその中の販売員」に適用できるもの

いいえ。べき乗の適用範囲は日本人を含む全人類です。

騙す相手(人間)の数に限りがあるから、マルチ商法は成り立たないのです。誤解のないよう念のため書いておきますが、マルチ商法が成り立たないことと主催者が儲かることは別であって、主催者が儲かるかどうか?に関係なく、「人間の数が有限だからマルチ商法は成り立たない」と言っております。

ブロガー(志望)さんの前回のコメント↓


マルチが成り立たないのは「最終消費者が不在で、お金や商品をただぐるぐる回しているだけ」だからです。主宰企業にとっては「販売員=(最終)消費者」なので成り立っているのでは?

↑このコメントの言葉を一部書き換えて、


マルチが成り立たないのは「最終消費者が不在で、お金や商品をただぐるぐる回しているだけ」だからです。主宰企業にとっては「販売員=(最終)消費者」なので成り立って儲かっているのでは?

↑とすれば私にも理解できます。この書き換えはOKですか?