続・マルチ撃退法

マルチ商法連鎖販売取引)とは、要するに、「俺は俺自身の稼ぎのためにお前のカネが必要だ。お前もカネを稼ぎたければ、お前の友達をたくさん騙くらかせ」ということです。

マルチ商法の撃退法 - takoponsの意味 はてなブックマーク

マルチ商法からの誘いを断る方法(代理店加入の断り方)の続き。
主にブロガー(志望)さんへのお返事。


これはいけてるかもw/単にどのへんの階層にいるかのバロメーターかも。貸してくれちゃったら、まじめにやったら儲かるかもしれないから、頑張って儲けないといかんことになりそうだw

もし、勧誘者が資金を貸してくれたら、その借りた金で代理店権利を買い、商品を仕入れたら、あとは何もしなくて良いのです。*1 *2
勧誘者の「なんにもしないで大金が稼げる!」という言葉に素直に従って、動かずにいれば良いのです。間違っても、他人を勧誘しようなどと考えてはイケマセン。マルチ商法に加入したあなたは、ただ黙ってじっとしていれば良い。マルチ商法に加担したあなたは従来の仕事(マルチ以外のマトモな仕事)を続けていれば良い。

>まじめにやったら儲かるかもしれないから、頑張って儲けないといかんことになりそうだw

マルチ商法で「まじめに」「頑張って」儲けること、=(イコール)、友人・知人をいっぱい騙すことだと分かってて言ってる? もし、理解せずに言っているのだとしたら、id:NOV1975をバカ認定するけど、OK? id:NOV1975は冗談のつもりでコメントしてるんだろうけど、ウチは父がマルチの被害に遭っているので冗談ぢゃないんだよ!プンスカ!

  • ブロガー(志望)さん


お言葉ですがその方法はあまり有効では無いと思われます。

反論ありがとうございます。



あの手の連中は「他人を自分の意のままにする」のが目的なので、あまり「まとも」な受け答えをしないからです。

他人を操り、マトモな受け答えをしないような連中のことなんて相手にしないほうが良いです。そんな連中の相手など本当はしたくないのですが、もし自分に近づいて来て勧誘された場合にどう対処するか? どうやって断るか? の1つの方法を私は提示したつもりです。

全く知らない人からの誘いなら、お断りするのは難しいことではありません。ですが、マルチ商法は友人,知人,先輩,上司,昔好きだった異性,以前お世話になった人,etc.などの人間関係を悪用して誘いをかけてくるので、ファースト・コンタクトを未然に防ぐことは難しいです。まあ、あんまり親しくない人から「いい話があるんだ。詳しくは今度会ってから。いま会えないか?明日は会えないか?」などと言われたら私は用心しますけどね。



「そんな覚悟のない事でどうする」とか言って話をすり替えたり(ビジネスの有効性->精神論)するのではないでしょうか。

話のすり替えはしてくるだろうと思います。↑この部分への返事は、HDPEさんへの返事と合わせて書きます↓


最近ではある程度努力ややる気が必要という説明をしてくる。他人の金では真剣味に欠けるとか反論されるのがオチ。徹頭徹尾相手にしない以外に対抗手段は無い

ラクに儲かる。何もしないで稼げる」などの誘い文句を言った人が、「覚悟」「精神」「努力」「やる気」「真剣味」を持ち出してくるのは変です。「自分には覚悟も精神力もやる気も真剣さもないから努力もしない」と断りましょう。それで勧誘者から「こーの、いくじなしが!」と罵られてもバカにされてもいいぢゃないですか。もうその勧誘者と会うことは無いのだから。

>徹頭徹尾相手にしない以外に対抗手段は無い

そうですね。それと、マルチ商法の勧誘者を説得するのも無駄です。「マルチ商法は間違っている。論理破綻している」と説明しても聞いちゃくれませんから。

  • ブロガー(志望)さん


現に後戻りできなくする(+勧誘者自身の利益)ために参入時に大量仕入れをやらせたりするそうですから。撃退するのに必要なのは方法以前に「勧誘者がいくら『あなたのため』と言っていても、勧誘者にとってはあくまで”上”が全て

勧誘者の利益のために、「こいつを後戻りできなくさせよう」と参入時に大量仕入れをやらせる、ということは、勧誘者の「あなたの幸せのために言っている」という言葉はウソなのです。勧誘者は自分(と自分より上の勧誘者たち)が儲かるために言っているのだから。



で、”上”に切られないためならどんな事でもする。」という事を自覚する事ではないでしょうか。

勧誘者が「”上”に切られないためならどんな事でもする」のであれば、どんなことでもするだろうからこそ、勧誘しようとしている相手からのマルチ商法を始める事業資金を無利子・無担保・無期限で全額貸してくれたら加入するよ。そして将来、本当に儲かったら返すよ。でも、借りた額より多く稼げなかったら返さないよ」という条件を飲んでくれるかもしれないし、もし条件を飲んでくれなかったら断ればいい、という話を記事本文で述べています。

マルチ商法による被害に遭ってしまう人が減らないのは、ブロガー志望さんのおっしゃる「自覚」の無い人や、マルチ商法に関する知識(勧誘の手口や、特定商取引法の禁止事項・罰則についての知識)の無い人、悪意に触れたことのない人が居るからだと思います。




勧誘ピラミッドの27段目で日本の総人口
それをマルチの人間は「少ない労力で大きな利益」と言ったりするのではないでしょうか。

ピラミッドの27段目以降の人たちの利益は無い、ということに注意が必要です。この計算は、1人が2人ずつ勧誘して行って日本人全員が加入した場合の試算です。実際にはもっと小さいピラミッドとなり、やはり底辺付近の人たちが損するだけです。世界規模で考えても結果は同じです。さらに宇宙規模で考えると、宇宙人に地球の貨幣制度が通用するか?という疑問が生じます。
マルチ商法の連中が「早く加入しろ」と勧めるのは、ピラミッドの底辺になるな!上になれ!今なら上に居られるぞ!というメッセージなのでしょう。この口車に乗せられて加入してしまう人は、自分の欲望(金銭欲・支配欲)に負けて守銭奴になった人です。もしくは、友人の誘いだから断れない、という意思の弱さです。そもそも、友人からカネを巻き上げようなんて、友情でも何でもない「カネの亡者」なのですが。



マルチが成り立たないのは「最終消費者が不在で、お金や商品をただぐるぐる回しているだけ」だからです。主宰企業にとっては「販売員=(最終)消費者」なので成り立っているのでは?

マルチ商法が成り立たないのは、人間の数に限りがあるからです。

ブロガー(志望)さんの言われる、『マルチが成り立たないのは「最終消費者が不在で、お金や商品をただぐるぐる回しているだけ」だからです』の直後に、『主宰企業にとっては「販売員=(最終)消費者」なので成り立っている』という部分は、よく分かりませんでした。

↑上の2文は、論理的におかしいのでは?
マルチ商法の主宰者側の主観では成り立っているように見えるけど、客観的にはマルチ商法は成り立たない、という意味であれば分かります。ですが、前段で「最終消費者が不在だから成り立たない」としているのに、後段で「販売員=(最終)消費者なので成り立っている」というのは、論理が成り立っていないと思います。

  • 最後に

ブロガーは志望するもんぢゃないですよ。
ブロガーなんて ララ〜ラ〜 ララララ〜ラ〜♪

*1:そもそも、本当に素晴らしい商品ならば、その商品を1コだけ購入すれば良いのであり、代理店権利など不要である。その商品を自分が使えば良いだけであって、わざわざ他人を巻き込んで他人を売り主にする必要はない。

*2:マルチ商法の連中がお勧めする商品、それと似たような製品が普通のお店に並んでいないか? 似たような製品の店頭価格と比べてみたか? マルチ商法の商品が一般の店頭・市場に並ばないのはナゼなのか? どうして、友人・知人の人間関係に頼って商売するのか? マルチ商品の魅力の無さ&市場価値の無さを、友人・知人の信頼関係でごまかして売ってやしないか?