それは助長なのか?

天竺堂通信:赤ちゃんポスト考

安倍首相の理想とする美しい国・日本にとって、子捨ては「あってはならないこと」なので、赤ちゃんポストを認めることは子捨てを容認することになる。 よって、政府公認はできない。
しかし、遺棄事件は発生している。 コインロッカーや公園などに捨てられ、死亡する赤ちゃん達はいる。 「あってはならないこと」が起きている。 だから、慈恵病院と熊本市が動いた。
一方で、無責任な親も存在する。 そんなバカ親が「子育てが苦しくなったらポストに入れればいいや」と安易に考えるかもしれないことは想像できる。 子捨てを助長するかもしれない不安はここにあると思う。
それでも、道端に捨てられて死んでしまうよりは、赤ちゃんポストに預けてくれたほうが良い。
赤ちゃんポストがあることで、新生児の遺棄致死の「致死」は防げるのだから。



明日は明日の風が吹く - オーラの泉を信じてしまって、自殺した中学生 - ぺぺねた。(from 情報屋さん。)

もしも、あの世があったとして、死んだら霊界へ行けるのだとして、さらにテレビで「オーラの色が〜とか、霊界は〜云々」などと語られたら、この世に嫌気が差している人たちにとって魅力的に感じるだろう。
こんな苦しい現実から逃げ出して、早く霊界に行ってラクになりたい。 聞けば霊界はとっても素晴らしい所だと言うぢゃないかい、だったらこんなツマンナイ世界からはオサラバよ♪ バイバイ、現世。 私をバイストン・ウェルまで連れてっておくれ。
ちょっと待ったぁー!
「自殺した人は天国へは行けず、『自殺者の森』で地獄のような苦しみを味わうことになる」と、故・丹波哲郎さんは語っておられました。
マジメに生きて天寿を全うした人は天国へ行けるけれど、自ら命を絶った人は天国には行けないそうな。 うまい具合に出来てますね、霊界システムは。 フライングには厳しいペナルティが科せられるらしい。
霊の存在を信じている人に対する、自殺を思い留まらせる方便として「自殺者の森」は有効かもしれない。
自殺者の森があることで、オーラの泉を信じる自殺予備軍の自殺が防げるのだから。*1 *2

  • 参考

丹波哲郎の霊界サロン/丹波哲郎が語る「死後の世界の実相」

*1:えぐら開運堂オーラの泉では時々「自殺はよくない」と江原さんは注意を促していて、オーラの泉を本当に信じているのであれば自殺はできないハズ。 ……と思うのだけれど、オーラの泉が霊についての誤解を視聴者に与えてしまっている部分はあると思う。

*2:輪廻転生で人生やり直せるようだからと自殺したり、納豆で痩せられると信じて納豆売り場に人々が殺到して納豆が品切れになったり、メディアから発信される誤謬やねつ造に対して多くの視聴者は無防備。 かく言う私もノー・ガード。 ウソをウソと見抜く能力が視聴者に求められているのかもしれない。