ブログの信頼と懐疑

  • 信頼

ブログを介して誰かと信頼関係を築けたら、それはブログの成功体験と言っていいと思う。 文字と文字との遣り取りだけで築けた、信頼。

  • 懐疑

ブログを通じて何かを一度疑ってみる態度が備わったら、それはリテラシーが上がってきているのかもしれない。 一歩離れてみる立ち位置。

ブログという舞台の上で知的成長の過程を公開することで、その人を取り巻く個と個の信頼関係が築かれていくのである。
〜 ウェブ進化論 第四章 ブログと総表現社会(p.165)より引用 〜

会社の雑誌立てに「ウェブ進化論」が置いてあったので読んでみたところ、上の引用部分が目に留まった。
私もブログを通して築いた信頼関係がある。 この関係を大事にしていきたいと思っている。

  • 恥さらし


過去があって今がある。その過去は必ずしも良いことばかりで飾られているわけではない。しかし、それがあって自分が今いるのだ。
 そういう事をなぜ受け入れないのか、なぜ全て「無かったこと」にするのか、僕にはよく分からない。堂々と生きる、というのは過去の恥を消し去ることではない。過去の恥と共に生きることだと、僕は思う。

恥も含めた過程を公開し続けることで得られるものがあるハズ。

実は私は過去にブログ上で、とある人物とモメたことがあって、謝罪後に記事を削除したことが一度ある。 「なかったこと」にしてしまったのだ。 苦い思い出だけど、とても勉強になった出来事だった。
ちなみに、むだづかいにっき♂のえっけんさん(id:ekken)の存在を知ったのは、この事件の時だった。 もしも、あの揉め事がなかったら、えっけんさんには(ネット上で)出会わなかっただろうと思う。 ありがとう、えっけんさん。

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