水金地火木土天海(冥)


冥王星は「惑星」ではない――国際天文学連合IAU)が8月24日、総会で採択された「惑星」の新定義を発表した。この結果、冥王星は「惑星」ではなく「矮惑星」と定義され、太陽系の惑星は、水星、金星、地球、火星、木星土星天王星海王星の8個となることが決定した。

国際天文学連合IAU)の総会で、太陽系の惑星はこれまでの9個から12個に増えるハズだったのが一転、冥王星が除外され、8個になってしまった。

  • 科学の定義は変わりうる

科学をよく知らない人ほど科学を盲信したがるのかもしれないが、科学の定義はしばしば変わるものだ。
科学の言うことは昨日までと違っていて、今日の定義が明日も通用するとは限らない。

  • 自己否定する科学

科学は自己否定を繰り返している。 自己否定を繰り返す中で、「現時点での最新定義」が決められている。
今回の件も、「冥王星は本当に惑星なのか?太陽系の第九番目を位置づけていてホントにいいのか?」という(科学の)自分自身への疑問からスタートしたものと思われる。
日々の研究実験と自己否定と新発見によって、科学は発展してゆく。 より合理的かつ論理的な答えを求めて。

  • それは科学的ぢゃないという拒否・否定

科学を盲信している人ほど、「それは科学的ぢゃないから」と言って、物事を否定したがるけれど、当人は、科学そのものを疑ったり、科学を信じている自分を疑ったりはしないのだろうか?
科学は自分を疑っているのに、科学を信じる人が自身を疑わないのは、おかしな話。

  • 科学の限界

「科学にも限界がある」ということを理解しているのは、最先端で研究している一部の科学者だけなのかもしれない。
科学者が「科学は万能だ」と信じて疑わなかったら、それは、とても怖いことだと思う。

  • 科学の終わり

もし、科学が自己の振り返りをしなくなったら、それは、科学の終わりを意味するだろう。

以上、冥王星が仲間はずれにされちゃったというニュースを見て、科学者ではない私が思ったこと。

  • 月に代わって


惑星と惑星じゃないので、何が変わるんだろう。

セーラープルート冥王せつな)の設定に影響が出て、困ってしまうオタクさん達が続出するということでは?

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Sankei Web 社会 太陽系12惑星へ 新定義「自己重力で球形」提案(08/17 01:19)
↑8月17日の記事。 この段階では9→12個に増える予定だった。

冥王星は「惑星」に留まれるのか?(宇宙と天文学) / 科学ニュースあらかると - 惑星の定義,冥王星
↑8月24日に追記アリ。

占い師の囁き: 冥王星の惑星降格と占星術