ブログの冷凍保存

人間の死亡率が100%ということは、ブログの閉鎖率も100%なのか。

管理人が死亡しても、ブログ・コンテンツは半永久的に保存されるWebアーカイブがあるといいのかもしれない。 要は、消えないGoogleキャッシュであり、Web版アカシック・レコードである。 Akamaiあたり、やんないかな?

  • 冷凍保存されるブログ

ブログのコールド・スリープを望む人はどのくらいいるのだろうか?

自ブログの一番の読者は自分自身だと考えると、最大の読者(=自分)を失ったブログは読まれないことになる。 保存する意味はあるか?

管理人以外の読者:例えば、コメントやトラバ等で遣り取りしたことのある他のブログ管理人や無言の閲覧者(ROM)の方達は、保存を望むのか?

私は、再読したいと思った時にいつでも読める状態にあるといいな。と思う。

でも、読もうと思ったページが "404 Not Found" で、サイトごと消失していたら、その時はガッカリして世の「はかなさ」を感じればいい。とも思う。

HDDに記録された磁気情報と電気信号に、言葉と想いを込めすぎていやしないか? 実際、込められているのだろう。

綴られた言葉を忘れないよう、込められた想いが腐ってしまわないよう、大事に冷凍保存する、ブログ。

解凍はレンジでチンしてくださいね♪ あー便利だ。

便利すぎて、価値を見失ってしまいそうな気がする。

同じ内容を複数のブログで管理・運営するのは、意味のないことだ。と思っていたけれど、不意のデータ消失などに備えてミラーサイトを設ける意義はあると思った。 しかし、10コも20コも持つ*1のはどうかしてると思うが。

悪魔:お前のブログは、ミラーリングするほど大事なのか? 永久保存する価値はあるのか? 所詮は趣味・遊びだろう? そんな懸命になるなよ。

天使:ブログは、管理人にとって自分の中の世界遺産なのです。 自分を投影した鏡(=ブログ)をミラーリングして多重化したり、ファイルに save してバックアップしたりするのは当然でしょう。

……天使と悪魔が登場してきた。 もう寝ます。


死の壁死の壁
養老 孟司

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ヨドバシAKIBA有隣堂でチラッと立ち読みしたら面白そうだった。 買って読もうかな?と思ったけど既に3冊手にしていたので次回購入予定としました。(←ホントに買うのか?)

*1:某:デ○ンマンさん