震災遺児の記憶

昨夜(1/16月)NHK教育の番組「福祉ネットワーク」を観る。

1995年の大震災によって、突然、親を亡くした震災遺児達を追ったレポート。

特に印象に残ったのは、当時高校生だったOさんの話。 前の晩、学校の宿題をしないまま、「明日の朝(宿題を)やるから」と言って寝たOさん。 翌朝、母親は早起きして、Oさんのためにお弁当を作っていた。

台所に居た母親は死に、寝室のOさんだけ生き残った。

「あの時、お母さんが死んだのはあたしのせいだ」と自分を責め続け、毎晩泣いて何度も自殺を図ったりもした。 けれど、結婚して子供が生まれて自分自身が母親となった今は、親の大切さが分かる。 そして、親より先に子供が死ぬことの悲しみを想うと、あの日、地震で死んだのがもし自分だったとしたら、お母さんの悲しみは計り知れなかっただろうと思う。

と、涙ぐみながら語るOさん。

私も思わず泣きそうになる。 でも泣かない、感情コントロール

くだらないことで笑ったり、つまらないことで悩んだり…。
そんなあたり前の毎日にありがとう。
+LOVE PARADISE+: THANK YOU

この世に生まれてきてくれて、ありがとう。

生きていて、よかったね。

そして、さようなら。


1995年当時、私は浦和に住んでいたので、阪神淡路大震災を直接体験してはいない。

私にとって身近な出来事は、1995年3月20日に起きた地下鉄サリン事件

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