間違うことの意味

人間はしばしば間違いを犯します。 完璧な人間なんていません。 何かに失敗したら、その何かについて以後注意すればいいだけのこと。
しかし世の中には他人のミスを1mmも許さない連中がいます。 特にキライな誰かが簡単な言い間違いをしたり、少し矛盾した言動を行った(ように見えた)ら、鬼の首をとったかのごとく勝ち誇り、正義の名の下に謝罪と訂正を要求し続けます。
そりゃね、ミスを隠したくもなりますよ。
大企業の不正隠蔽やJR脱線事故が起こる背景には、「間違いを絶対に許さない異常なバッシング体質」や「1秒の遅れも絶対に許さない異常なペナルティ制度」があって、それらが怖いから、安心して不正行為の公表ができないんですよ。 断罪の不安に怯えたストレス環境の中では、通常作業でさえイージー・ミスが発生するかもしれません。
もちろん、不正や違法行為は悪いコトです。 ミスを犯した者は罪を認め、しかるべき処罰を受けなくてはなりません。 しかし、その間違いが今後取り返しのつくモノだったならば、周囲の人達はそれ以上追及せず温かく見守ってあげればいい。
ぽんすブログ:色メガネとスケープゴート